運搬業者が運ぶ重量物7選のご紹介!
サービス内容
重量物輸送
エリア
関東から全国
資料DL
資料ダウンロードはこちら
ヒトが運搬できる重量物の重さとは
この記事では運搬業者が運搬することができる重量物を7つ、ご紹介していきます。
18歳以上の女性が運搬できる重量物は、断続作業のときは30㎏以下で、継続作業のときは20㎏以下となっており、それ以上の重量物を運搬させてはならない旨、女性労働基準規則で決まっているのはご存知でしょうか?
ただし体力や筋力に個人差があるため、男性は自分の体重の40%以下、女性は自分の体重の24%以下を目安にするという指針が出ており、それを基準に運搬できるかできないかを判断するとよさそうです。
重量物とはいえ大型家電や家具などヒトが集まればなんとかなるモノもあれば、どんなにヒトが集まっても、うんともすんとも微動だにしない「超」がつく重量物もあります。
多くの超がつく重量物の素材となっている鉄は、塊1㎥が7.85tあると言われています。もちろん鉄は建物や架橋、線路などに形を変え、公共インフラに使用されています。
そんな超重量物については輸送・設置・据付まで一貫して、目的地まで安心・安全に運搬を実施してくれる運送業及び建設業の許可を得たプロの運搬業者が活躍しています。
しかしながら多くの方が「そんな重量物を一般道で運んで大丈夫なの?」と心配されているかもしれません。
重量物輸送の特徴
重量物には大きく特殊な形をしているものが多く、商材によって輸送方法や使用するトラックが異なるため、商材を傷つけてしまわないよう事前に重さ・形・大きさなどの調査が必要です。どれほどの重量・大きさがあるのかを調査して輸送に使用するトラック・機材などを選定していきます。
その後は輸送先・輸送経路の分析を行います。
重量物の輸送先が広く開かれた土地とは限りません、また搬入先に行くまでの経路で狭く複雑な道を通ることは少なくありません。
どの経路を通れば輸送が可能か、どういった輸送形態をとれば商材を搬入先に設置できるかを検討していきます。
道路で運搬できる重量物には制限が課されている
運搬する上で注意するポイント
運送会社に重量物輸送を依頼する際には以下3点をしっかりと見ておきましょう!
運搬物の幅
運搬物の長さ
運搬物の高さ
運搬物の総重量
もちろん自動車やトラックには最大積載量があり、事業者はそれを遵守しています。
法律で以下に記載するような明確な制限が課されているのも事実です。
・幅2.5m
・長さ12m
・高さ3.8m(高さ指定道路4.1m)
・総重量20t(高速自動車国道・重さ指定道路25t 総重量=車両+積載物)
しかしその制限に合わせて世の中に存在するすべてのモノが運搬できれば言うことはないのですが、パーツごとに分ける、組み立てる仕様にすることで強度や安全性を損ね事故を誘発し国民に不利益を与えてしまうケースも考えられます。そこで、
・公共性
・安全性
を優先考慮した結果、制限値を超えていてもなお解体せず運搬するのが妥当な重量物については、国道や県道などの道路管理者である国や地方自治体、必要に応じて警察の許認可を得て、特殊車両で運搬できるようになっています。
特殊車両については次章で詳しくまとめます。
重量物を運搬できる特殊車両
以下の車種が日本における特殊車両で、全国の重量物運搬業者が下記のいずれかを保有して車両運搬業務にあたっているはずです。
・トラッククレーン
・特例5車種 セミトレーラー(バン型、タンク型、幌枠型、コンテナ用、自動車運搬用)+フルトレーラー(セミトレーラーが連結したもの)
・追加3車種 セミトレーラー(あおり型、スタンション型、船底型)
・その他 セミトレーラー(海上コンテナ用、重量物運搬用、ポールトレーラー)
重量物運搬用セミトレーラーは特殊車両で、その他に分類されており、ちなみに八洲(ヤシマ)運輸株式会社では、
・25tトラッククレーン
・低床トレーラー
・伸縮式低床トレーラー
・中低床トレーラー
・高床トレーラー
・ポールトレーラー
などを保有しています。
それでは次章で、殊車両を使って運搬業者が全国各地に陸送している重量物には、どのようなものがあるかをクイズ形式でご紹介をさせて頂きます。
今か挙げます商品を1位から7位まで予想してこちらのコラムをお楽しみください。
・トレーラーハウス
・タンク
・風力発電のブレード(羽根)
・医療機器MRI
・電車(一両)
・新幹線(一両)
・変圧器
運搬業者が運ぶ重量物7選
7位 トレーラーハウス 2t~
トレーラーハウスはトレーラーで移動できる店舗、事務所、住宅を指し、現在は移動販売車、テレワーク専用スペース、別荘としても人気です。名前のとおりトレーラーに積載して移動ができ、土地に固定する場合は設置工事、外構工事を行います。
トレーラーハウスメーカーが制限値を意識して幅2.5m、長さ12m、高さ3.8m以内に収まるよう造るものもありますが、それよりも大きいサイズ、特に海外から船で取り寄せたトレーラーハウスを、港から特殊車両で現地まで運搬するケースもありえます。
全長5.5mのハウスで、だいたい総重量が2tとなっているようです。
6位 タンク 3t
タンクは目的、用途、貯蔵量などによって素材や寸法もさまざまですが、ビールタンクなどのもはや建物と言っていいくらいの超特大タンクは、重量物運搬で対応というより現地にて組み立てて組み上げる(建設)というのが常識となっています。
しかしながら国内外で流通しているタンクは、特殊車両で運搬されているものも少なくありません。50000L貯蔵可能な外径3m×高さ6mほどのタンクで、およそ3t前後となっていました。
ただし7位のトレーラーハウスも6位のタンクも基本、中身は空洞ですから重量物とはいえ比較的、軽いほうと言えます。
5位 風力発電の羽根(ブレード) 4.5t
鳥取放牧場風力発電所で使用されている羽根の重量は4.5t、長さは29.8mと説明されています。風力で回るのでそこまで重くないと予想される方もいたかもしれませんが、意外と重量のある製品です。長さを考えるとそのくらいの重量があっても不思議ではありません。
もちろん風車は羽根だけではなくナセルやタワーで成り立ち、発電機を格納しているナセルは40t以上、タワーは110t以上ある重量物で、これらもすべて特殊車両で運搬されます。
たとえ2~4.5tの積載物でも特殊車両自体の重量が仮に18.1tあれば、総重量が制限値の20tを超えるため、通行許可が必要となります。
4位 医療機器(MRI) 10t以上
通院や入院経験がある方はわかると思いますが、身体を預け、すっぽりと包み込まれたかたちで検査を受けられるX線CTやMRIは、想像以上の重量物です。
X線CTは2t以上、MRIは10t以上と言われています。
医療機器は精密に造られており、デリケートな機器というだけではなく、億単位の製品であることが多いため、特殊車両で運搬業者が慎重に丁寧に運搬することで振動をできるかぎり少なくし、衝撃を与えないようにできます。
3位 電車(一両) 30t前後
私たちがよく乗る在来線を走る電車ですが、車両は線路上で製造され、そのまま走って納品されるわけではなく、メーカーの工場で造られ、陸送納品時は特殊車両(トレーラー)を用いて鉄道会社の車両基地まで運搬します。
ちなみに電車は陸送のほか、JR貨物による甲種輸送という納品手段もあります。
普通自動車1台でも2~3tはあるのですが、当然それよりも重いことは容易に想像できます。電車一両の重量は30t前後と言われています。
2位 新幹線(一両) 44t
在来線に比べ
・走行距離
・最高速度
・車両寸法
とすべてにおいてスケールがまったく違う新幹線は、在来線一両の重量が30tであるのに対し、一両が44tほどと言われています。この44tという数字は意外にも今日までの技術向上と企業努力によって軽量化を果たした結果であるということは付言しておこうと思います。
電車も新幹線も特殊車両で陸送されることが多いわけですが、かなり目立つわりになぜか私たちがその現場を見かけることはほとんどありません。
それはなぜかですが、基本的に私たちが寝静まった交通量の少ない深夜帯に運搬業者が安全確認を行いながら慎重に陸送しているのです。
1位 変圧器 50t
変圧器はWeblio辞書によると“電磁誘導の作用によって交流電流の電圧を変える装置。トランス”ですが、
・油入変圧器
・モールド変圧器
などがあり、大きく単相、三相に分かれます。変圧器のスペックにより寸法や総質量が異なります。ただし寸法が小さめのものでも600㎏近くと重く、工場や変電所で使用される大型変圧器と呼ばれるものになると大きいものは、約15畳の天井の高いお部屋に入るような容量で総質量は50t近くと想像し難い重さとなっていました。
まとめ
運搬業者がトレーラーなど特殊車両で運搬できる重量物には
・トレーラーハウス
・タンク
・ブレード
・MRI
・鉄道車両
・変圧器
がありました。ヒトの力では運搬できそうもない重量物を陸送させたいときは、近くにある重量物専門の運搬業者に、ご相談されてみてください!
なお今回ご紹介した重量物よりもさらに重たいものや他の重量物(油圧ショベルといった重機などまだまだあります)を実際に知っている方は、ぜひ教えていただければと思います。
詳細は資料をダウンロードできます。
重量物の輸送をご検討の方はぜひご覧ください!
ダウンロードいただいた方には、無料でご相談をお受けします!
資料ダウンロードはこちら